アミノ酸

シトルリン

Citrulline / L-Citrulline

Overall Evidence B RecoveryCondition

Related Concerns

関連する課題

筋肉の回復

運動後の回復・筋肉の張り

冷え

手足の冷え・血流

Suggested Benefits

研究で示唆されている作用

  • 運動パフォーマンス・筋回復のサポート B

    関連研究: 18件

    一酸化窒素(NO)産生促進による血流改善・運動耐容能の向上が報告

  • 末梢血流の改善(冷え対策) C

    関連研究: 6件

    NO産生を介した血管拡張作用が末梢血流改善に寄与する可能性

概要

シトルリンはスイカから発見された非必須アミノ酸で、名前もスイカの学名(Citrullus lanatus)に由来します。体内では尿素回路においてアルギニンに変換され、一酸化窒素(NO)の産生に関与します。このNO産生促進による血管拡張作用が、運動パフォーマンスや血流改善の研究で注目されています。

直接アルギニンを摂取するよりも、シトルリンを経由するほうが血中アルギニン濃度を効率的に上げられることが報告されています。

研究で示唆されている作用

運動パフォーマンス・筋回復

シトルリンまたはシトルリンマレートの摂取が、レジスタンストレーニングの反復回数の増加、運動後の筋肉痛の軽減、有酸素運動の持久力向上と関連することが複数のRCTで報告されています。メカニズムとしてNO産生による血流増加と、アンモニア除去の促進が考えられています。

末梢血流の改善

NO産生を介した血管拡張作用から、手足の冷えに悩む方への応用が研究されています。健常成人を対象とした小規模な研究で、末梢の皮膚温上昇が観察されたとの報告がありますが、エビデンスは蓄積途上です。

食品からの摂取

スイカに最も豊富に含まれ、特に皮の白い部分(果皮)に多く存在します。ただし研究で用いられる数gの摂取を食品だけで達成するのは難しく、スイカ1切れ(約300g)に含まれるシトルリンは約500mg程度とされています。

注意事項

  • 降圧薬を服用中の方は血圧が下がりすぎる可能性があるため、医師に相談してください
  • PDE5阻害薬(ED治療薬)との併用は急激な血圧低下のリスクがあります
  • 腎機能が低下している方はアルギニン代謝への影響を考慮し、医師の判断を仰いでください

本ページの情報は一般的な情報提供を目的とするものであり、医学的アドバイスではありません。持病のある方・服薬中の方は、必ず医師・薬剤師にご相談ください。

Recommended Intake

推奨摂取量

出典研究では1日3-6g(L-シトルリン)またはシトルリンマレート8gが用いられる

Interactions

相互作用

相手種別内容
降圧薬 注意 NO産生促進による血圧低下作用が増強する可能性
PDE5阻害薬(シルデナフィル等) 注意 血管拡張作用が重複し、急激な血圧低下のリスク
アルギニン 相乗 シトルリンは体内でアルギニンに変換される。併用でNO産生がさらに増加
BCAA・ホエイプロテイン 相乗 運動パフォーマンス・回復目的での併用が一般的

Food Sources

主な食品源

  • スイカ(特に皮の白い部分に豊富)
  • メロン
  • きゅうり
  • 冬瓜

Precautions

注意事項

一般的な注意

  • 腎機能低下者はアルギニン代謝に影響する可能性があるため医師相談
  • 降圧薬との併用で血圧が下がりすぎる可能性
  • PDE5阻害薬(バイアグラ等)との併用は血圧低下リスク

禁忌

  • 重度の低血圧

References

参考ソース