その他

エクオール

Equol / S-equol

Overall Evidence B Condition

Related Concerns

関連する課題

更年期関連

40代以降のホルモン変化による不調

ホルモン

ホルモンバランスの揺らぎ

肌・乾燥

肌の乾燥・バリア機能

Suggested Benefits

研究で示唆されている作用

  • 更年期症状(ホットフラッシュ・首こり等)の軽減 B

    関連研究: 15件

    日本人女性を対象としたRCTで顔面紅潮・首こりの軽減が示唆

  • ホルモンバランスへの関与 B

    関連研究: 10件

    エストロゲン受容体βへの選択的結合が報告されている

  • 皮膚の弾力・しわへのサポート C

    関連研究: 5件

    目尻のしわ面積への好影響が一部RCTで報告

概要

エクオールは大豆イソフラボンの一種であるダイゼインが、腸内細菌(エクオール産生菌)によって代謝されて生成される成分です。イソフラボンよりもエストロゲン受容体β(ERβ)への親和性が高く、より強いエストロゲン様作用を示すことが報告されています。

エクオール産生能を持つ人は日本人で約50%、欧米人で約30%とされており、産生能がない方は大豆製品を摂ってもエクオールによる恩恵を直接得られないとされています。そのためエクオールを直接サプリとして摂取する製品が開発されました。

研究で示唆されている作用

更年期症状の軽減

日本人女性を対象とした複数のRCTで、エクオール1日10mgの摂取が顔面紅潮の頻度や首・肩こりの自覚症状の軽減と関連することが報告されています。エクオール産生能の低い女性において特に効果が示唆される研究もあります。

ホルモンバランスへの関与

エストロゲン受容体βへの選択的結合により、ERαを介した乳腺・子宮への刺激は弱く、骨・血管・皮膚への良好な作用が期待されると報告されています。ただし臨床的に確定した効果は限定的です。

皮膚の弾力・しわ

閉経後女性を対象とした研究で、目尻のしわ面積や皮膚の弾力性への好影響が一部報告されていますが、エビデンスレベルはまだ限定的です。

エクオール産生能とは

ダイゼインをエクオールに変換する腸内細菌(Lactococcus garvieae等)を保有しているかどうかは個人差があり、一般的な検査キットで確認できます。産生能がない場合、大豆製品の摂取だけではエクオールの血中濃度が上がらないため、直接摂取が選択肢となります。

注意事項

  • 乳がん・子宮体がんの既往・家族歴がある方は医師に相談してください
  • ホルモン療法中の方は医師相談が必要です
  • 妊娠中・授乳中の摂取は推奨されていません
  • エストロゲン様作用があるため、ホルモン感受性疾患には注意が必要です

本ページの情報は一般的な情報提供を目的とするものであり、医学的アドバイスではありません。持病のある方・服薬中の方は、必ず医師・薬剤師にご相談ください。

Recommended Intake

推奨摂取量

女性1日10mg(特定保健用食品の表示目安量)
上限過剰摂取に関する明確な基準は未確立。製品表示量を目安にする
出典特定保健用食品の臨床試験データ

Interactions

相互作用

相手種別内容
タモキシフェン等のホルモン療法薬 注意 エストロゲン受容体を介した相互作用の可能性
ホルモン補充療法(HRT) 注意 同時使用は医師相談が必要
大豆イソフラボン 相乗 ダイゼインから変換された成分であり作用機序が一部重複する

Precautions

注意事項

一般的な注意

  • 乳がん・子宮体がん既往者、家族歴のある方は医師相談必須
  • 妊娠中・授乳中の摂取は推奨されない
  • ホルモン療法中の方は医師相談が必要
  • エストロゲン様作用があるため、ホルモン感受性疾患には注意

禁忌

  • ホルモン依存性がん(乳がん・子宮体がん等)の既往または治療中
  • 妊娠中・授乳中

References

参考ソース