アミノ酸

L-テアニン

L-Theanine

MindSleep 食品成分

Related Concerns

関連する課題

ストレス

緊張・ストレス反応のコントロール

集中力

集中の持続・午後のパフォーマンス

睡眠の質

寝つき・中途覚醒・朝の疲労感

不安・焦燥

不安感・落ち着きの欠如

気分

気分のムラ・メンタルバランス

Suggested Benefits

研究で示唆されている作用

  • リラックス状態のサポート

    α波の増加・主観的リラックス感との関連が示唆

  • 集中状態の質の向上

    カフェインとの併用で注意力と反応時間の改善が報告

  • 睡眠の質のサポート C

    健康成人30人の無作為化二重盲検クロスオーバー試験(1日200mg・4週間)で、ピッツバーグ睡眠質問票の合計点が低下(p=0.013)。単一試験(Hidese 2019)

  • 不安感の軽減

A は複数の系統的レビュー・メタアナリシス、B は複数のランダム化比較試験、C は観察研究、 D は伝統的知見や予備的な研究を指します。等級を付けていない項目は、根拠となる研究を このページで示せていないものです。

概要

L-テアニンは緑茶に含まれるアミノ酸で、茶の旨み成分として知られます。特徴的なのは「リラックスしながら集中できる」状態への関与が報告されている点で、カフェインの覚醒作用を活かしつつ過度な緊張を抑える組み合わせで研究が進んでいます。

研究の内容と限界

リラックス状態のサポート

脳波測定研究で、L-テアニン摂取後のα波増加が報告されています。α波はリラックス状態の指標とされ、主観的なリラックス感との関連も示唆されています。

集中状態の質の向上

カフェインとL-テアニンの併用研究が多数あり、カフェイン単独と比較して注意力の持続性・反応時間・認知的疲労に関する変化が報告されています(個人差・限界あり)。

睡眠の質のサポート

健康成人30人(男性9人・女性21人、平均48.3歳)を対象にした無作為化・二重盲検のクロスオーバー試験があります。1日200mgを4週間続けたところ、ピッツバーグ睡眠質問票の合計点が下がり(p=0.013)、下位尺度では入眠潜時・睡眠困難・睡眠薬の使用の3項目でプラセボより低い値が報告されました。

同じ試験では、うつ症状の自己評価尺度(p=0.019)と特性不安(p=0.006)の得点も下がっています。ただし参加者は精神疾患のない健康な成人30人で、期間は4週間です。

食品・飲料からの摂取

茶葉に含まれるため、緑茶・抹茶・玉露からの摂取が可能です。ただし研究で用いられる用量(100-200 mg)をお茶だけで摂ろうとすると数杯必要になります。

サプリメントの種類

  • L-テアニン単独
  • カフェイン+L-テアニン配合(集中作業向け)
  • GABA・グリシン等と配合(リラックス・睡眠向け)

カフェインとの組み合わせ

「コーヒー+L-テアニン」は、カフェインの副作用(過度な興奮・不安)を抑えながら集中の質を高める組み合わせとして知られ、研究でも検証されています。比率はカフェイン1に対してL-テアニン2程度(例: カフェイン100 mg + L-テアニン200 mg)がよく用いられます。

実務での投与タイミング・摂取量の調整・耐性形成への対処を含めた知的労働者向けの設計はL-テアニンのプロトコル設計で扱っています。

Recommended Intake

推奨摂取量

出典研究で用いられる用量は1回100-200 mg、1日200-400 mg程度

Interactions

相互作用

相手種別内容
カフェイン 相乗 「集中+リラックス」の組み合わせ。多くの研究で併用効果を検証
降圧剤 注意 血圧降下作用との相加作用の可能性。服薬中は医師相談
抗うつ薬(SSRI等) 注意 神経伝達物質への影響が重複する可能性

Referenced By

他成分との相互作用(被参照)

この成分を相互作用の対象として記載している他成分です。

成分種別内容
カフェイン 相乗 テアニンとの併用で集中力向上・不安軽減が示唆されている
GABA 相乗 リラックス・睡眠目的の配合で用いられる
グリシン 相乗 リラックス・睡眠目的の配合で用いられる

Food Sources

主な食品源

  • 茶葉(緑茶・抹茶・玉露に多く含まれる)

Precautions

注意事項

一般的な注意

  • 妊娠中・授乳中の安全性データが限定的
  • 低血圧の方は影響を受ける可能性
  • 抗うつ薬(SSRI等)との併用は医師相談が望ましいです

Related Research

関連する学術研究

  • Evidence B RCT 2012
    エピガロカテキンガレート(EGCG)の急性神経認知効果

    Appetite / Scholey A et al.

    健康成人27名にEGCG 300mg単回投与した結果、安静時の脳波でα・β・θ活動が前頭中央部で有意に増加し、主観的な穏やかさ(calmness)が向上した。緑茶カテキンの中心成分であるEGCGが、急性的にリラックス状態と認知的覚醒の双方に関与することを示した研究。

  • Evidence B レビュー 2008
    茶の天然成分L-テアニンとその精神状態への効果(EEGα波研究)

    Asia Pacific Journal of Clinical Nutrition / Nobre AC et al.

    L-テアニン50mg単回摂取で、摂取40分後から脳波のα波が有意に増加し、リラックスしながらも覚醒度は維持される状態が観察された。緊張緩和と集中力の両立という、カフェインとは異なる作用プロファイルを示した初期のヒト試験の1つ。

Articles Mentioning L-テアニン

L-テアニンを取り上げた記事

References

参考ソース