Research & Evidence
研究・エビデンス
サプリ成分DBと連動する、学術論文のエビデンス集。
研究タイプ(メタアナリシス・RCT等)とエビデンスレベル別に整理しています。
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メタアナリシス (12)
- Evidence A 2020うつ・不安変数に対するプロバイオティクスの効果(ストレス下の健常者またはうつ・不安診断者のRCTメタ分析)
18件のRCTを統合した結果、プロバイオティクスはうつ症状を有意に改善した。特に臨床的なうつ症状を有する被験者群でより大きな効果が確認された。不安に対しても改善傾向が見られたが、効果は控えめだった。
- Evidence A 2019うつ病に対するオメガ3多価不飽和脂肪酸の有効性(メタ分析)
26件のRCTを統合した結果、オメガ3脂肪酸はプラセボと比較してうつ症状を有意に改善した。特にEPA優位の製剤(EPA含有率60%以上)で効果が大きく、EPAの用量依存的効果が示唆された。
- Evidence A 2017急性呼吸器感染症予防のためのビタミンD補給:個人参加者データの系統的レビューとメタアナリシス
25のRCTから11,321名のデータを統合したメタアナリシスで、ビタミンD補給が急性呼吸器感染症のリスクを有意に低減すること、特にベースラインで欠乏状態(25(OH)D < 25 nmol/L)の群で効果が大きいことが示された。
- Evidence A 2016片頭痛軽減に対する静注および経口マグネシウムの効果(ランダム化比較試験のメタ分析)
21件のRCTを統合したメタ分析で、静注マグネシウムは急性片頭痛発作の疼痛を有意に軽減し、経口マグネシウム(一般に600mg/日前後)は片頭痛の頻度と強度を有意に低下させた。片頭痛予防サプリメントとしてのマグネシウムの位置付けを明確化した。
- Evidence A 2016カルシウム+ビタミンD補給と骨折リスク: 米国骨粗鬆症財団による最新メタ分析
8件のRCT(30,970名)を統合した結果、カルシウム(1,000mg以上)とビタミンD(800IU以上)の併用補給は全骨折リスクを15%、股関節骨折リスクを30%低下させた。
- Evidence A 2014高齢者のレジスタンストレーニング中におけるクレアチン補給の効果(メタ分析)
高齢者のレジスタンストレーニング中のクレアチン補給を検証した7件のRCT(計405名)を統合したメタ分析で、除脂肪体重の増加(+1.37kg)、胸筋力(+2.47kg)、脚筋力(+7.41kg)がプラセボより有意に大きかった。サルコペニア対策としてのクレアチンの意義を示した代表的分析。
- Evidence A 2014抑うつ症状に対するビタミンD補給の効果(ランダム化比較試験の系統的レビューとメタ分析)
7件のRCT(計4923名)を統合したメタ分析で、ビタミンD補給は臨床的に意味のあるうつ症状を持つサブグループで有意な抑うつ症状の改善効果を示した一方、一般集団では効果が限定的だった。ビタミンD欠乏と抑うつの関連を臨床的に裏付けた系統的レビュー。
- Evidence A 2013メタ分析: 原発性睡眠障害の治療におけるメラトニン
19件のRCTを統合した結果、メラトニンはプラセボと比較して入眠潜時を平均7.06分短縮し、総睡眠時間を8.25分延長し、主観的睡眠の質も有意に改善した。
- Evidence A 2013風邪の予防と治療のためのビタミンC(コクランレビュー)
29件の予防試験(11,306名)を統合した結果、ビタミンCの定期的摂取は一般成人では風邪の発症率を低下させなかったが、風邪の期間を成人で8%、小児で14%短縮した。身体的ストレス下の集団では発症リスクが52%低下した。
- Evidence A 2012骨格筋の筋痙攣に対するマグネシウム(コクランレビュー)
7件のRCTを統合した結果、マグネシウム補給は高齢者の特発性筋痙攣に対してプラセボとの有意差を示さなかった。一方、妊娠関連の下肢痙攣では改善のエビデンスが存在するが、一貫性に欠けた。
- Evidence B 2018経口タウリンの用量と補給期間がヒトの持久運動パフォーマンスに及ぼす影響(メタ分析)
10件の研究を統合した結果、タウリン補給は持久運動パフォーマンスを有意に向上させた。1〜6gの範囲で効果が認められ、単回投与でも効果が発現した。
- Evidence B 2014クルクミノイドは臨床的に有効なCRP低下剤か? メタ分析によるエビデンス
6件のRCTを統合した結果、クルクミノイドの補給は血清CRP(C反応性タンパク質)を有意に低下させた。炎症マーカーの改善を通じた全身性炎症の軽減効果が示唆された。
系統的レビュー (7)
- Evidence A 2016成人過敏性腸症候群(IBS)の食事管理に関する英国栄養士会の系統的レビューおよびエビデンスに基づくガイドライン(2016年改訂版)
IBS成人の食事療法を扱う系統的レビュー。プロバイオティクス全体としてIBS症状スコア・腹痛・腹部膨満に有意な改善を示し、特定菌種(Bifidobacterium・Lactobacillus系)で効果量が安定していることを確認。ただし有効株の特定には更なる研究が必要とされた。
- Evidence A 2015急性上気道感染症の予防のためのプロバイオティクス(コクランレビュー)
12件のRCTを対象としたコクランレビューで、プロバイオティクスはプラセボと比較して急性上気道感染症(風邪)の発症エピソード数を減少させ、エピソード期間を短縮し、抗生物質使用も減少させた。
- Evidence A 2011亜鉛トローチは感冒期間を短縮する可能性がある:系統的レビュー
13のRCTを統合した系統的レビューで、感冒発症後24時間以内に亜鉛トローチ(1日75mg以上)を開始した場合、感冒期間が約42%短縮することが示された。
- Evidence A 2002時差ボケの予防と治療のためのメラトニン(コクランシステマティックレビュー)
10件のRCTを解析した結果、0.5〜5mgのメラトニンを目的地の就寝時刻付近に摂取すると、時差ボケ症状が有意に軽減されることが確認された。東向き飛行や時差が大きいほど効果が顕著だった。
- Evidence B 2018慢性疲労に対する紅参(Panax ginseng)の有効性(ランダム化比較試験の系統的レビュー)
Panax ginseng(高麗人参・紅参)の慢性疲労に対する効果を検証した系統的レビュー。10件のRCTの大半で疲労スコアの有意改善が確認され、特に慢性疲労症候群・がんサバイバーの疲労に対して一貫した効果を示した。用量は1-3g/日が中心で、忍容性も良好だった。
- Evidence B 2015精神科および神経内科領域におけるN-アセチルシステイン(NAC)の臨床試験(系統的レビュー)
NAC(N-アセチルシステイン)の精神・神経領域での臨床試験を包括的にレビュー。統合失調症の陰性症状、双極性障害のうつ症状、強迫性障害、抜毛症、自閉症スペクトラムで一定のエビデンスを示し、酸化ストレス・グルタミン酸系への作用仮説を支持する結果が報告された。
- Evidence B 1999月経前症候群(PMS)治療におけるビタミンB6の有効性(システマティックレビュー)
9件のRCT(940名)を統合した結果、1日100mgまでのビタミンB6はプラセボと比較してPMSの全体症状を有意に改善した。特に抑うつ気分の改善で効果が認められた。
RCT (22)
- Evidence A 2019高トリグリセリド血症に対するイコサペントエチルの心血管リスク低減(REDUCE-IT試験)
高純度EPA(イコサペントエチル)1日4gを投与した群では、プラセボ群と比較して主要心血管イベント(心血管死、非致死的心筋梗塞、脳卒中等の複合エンドポイント)が25%減少した。
- Evidence A 2014慢性心不全における罹患率・死亡率に対するCoQ10の効果(Q-SYMBIO: ランダム化二重盲検試験)
慢性心不全患者420名を対象に2年間、CoQ10 100mgを1日3回投与した結果、主要心血管イベント(MACE)がプラセボ群15%に対しCoQ10群10%と有意に低下し、全死亡率も有意に減少した。CoQ10を標準治療に追加する意義を示す代表的RCTである。
- Evidence A 1991神経管閉鎖障害の予防: 英国医学研究審議会(MRC)ビタミン試験の結果
神経管閉鎖障害児(NTD)の出産歴を持つ女性1817名を対象に、妊娠前から妊娠初期にかけて葉酸4mg/日を投与した結果、神経管閉鎖障害の再発率が72%(95%CI 32-88%)減少した。妊娠前葉酸補給の有効性を決定づけた世界的ランドマーク試験。
- Evidence B 2019L-テアニンの注意力および反応時間への影響
単回200mgのL-テアニン摂取が、注意力課題(視覚検索・反応時間)においてプラセボと比べ反応時間の短縮と正確性の向上を示した。脳波測定ではα波の増加が観察された。
- Evidence B 2019不眠症と不安に対するアシュワガンダ根抽出物の有効性と安全性(二重盲検ランダム化プラセボ対照試験)
アシュワガンダ根抽出物(300mg × 2回/日)を10週間投与した結果、プラセボと比較してピッツバーグ睡眠質指標(PSQI)、睡眠効率、入眠潜時、不安スコア(HAM-A)のすべてが有意に改善した。
- Evidence B 2018非認知症成人における生体利用性の高いクルクミン摂取が記憶・気分・脳内アミロイド/タウに及ぼす効果(18ヶ月二重盲検プラセボ対照試験)
生体利用性の高いクルクミン製剤(Theracurmin 90mg×2回/日)を18ヶ月投与した結果、言語記憶と視覚記憶の検査成績が有意に向上し、気分評価も改善。PET画像では扁桃体・視床下部のアミロイド・タウ蓄積がプラセボより低い傾向を示した。
- Evidence B 2016グリシンとL-テアニンの経口投与は健康成人の入眠潜時を短縮し睡眠の質を改善する
グリシン3g + L-テアニン200mgの就寝前摂取で、入眠潜時の短縮と自覚的睡眠の質改善が観察された。ポリソムノグラフ指標でも睡眠効率の向上が示された。
- Evidence B 2014コエンザイムQ10補給によるスタチン関連の軽度〜中等度筋症状の軽減(ランダム化臨床試験)
スタチン治療に伴う筋肉痛(ミオパチー)を訴える患者にCoQ10を30日間補給した結果、筋痛スコアが有意に改善し、日常生活への干渉度も低下した。
- Evidence B 2012高齢者の原発性不眠症に対するマグネシウム補給効果(二重盲検プラセボ対照試験)
高齢者の原発性不眠症に対し、1日500mgのマグネシウム補給を8週間行うと、睡眠効率・入眠潜時・早朝覚醒・血中メラトニン・血清コルチゾールに統計的に有意な改善が見られた。
- Evidence B 2012アシュワガンダ根の高濃度フルスペクトラム抽出物のストレス・不安軽減効果(前向き二重盲検プラセボ対照試験)
アシュワガンダ抽出物(1日300mg × 2回)の60日間投与で、主観的ストレス評価(PSS)および血清コルチゾール濃度がプラセボ群と比べ有意に低下した。
- Evidence B 2012エピガロカテキンガレート(EGCG)の急性神経認知効果
健康成人27名にEGCG 300mg単回投与した結果、安静時の脳波でα・β・θ活動が前頭中央部で有意に増加し、主観的な穏やかさ(calmness)が向上した。緑茶カテキンの中心成分であるEGCGが、急性的にリラックス状態と認知的覚醒の双方に関与することを示した研究。
- Evidence B 2012低フェリチン非貧血月経女性の疲労に対する鉄補給効果(ランダム化比較試験)
フェリチン低値の非貧血女性に鉄剤(硫酸鉄80mg/日)を12週間投与した結果、プラセボ群と比較して疲労スコアが有意に改善した。特にフェリチン値が低い(15ng/mL未満)群での効果が顕著だった。
- Evidence B 2011血清フェリチン低値を示す非貧血の閉経前女性における疲労に対する静注鉄剤治療
ヘモグロビンが正常でフェリチン低値を示す非貧血の閉経前女性90名を対象に、静注鉄剤(カルボキシマルトース鉄)を投与した結果、プラセボと比較して疲労スコアが有意に改善した。非貧血性鉄欠乏と慢性疲労の関連を臨床的に示した代表的試験。
- Evidence B 2010Bビタミンによるホモシステイン低下が軽度認知障害の加速的脳萎縮を抑制する(VITACOG試験)
高用量Bビタミン(葉酸0.8mg + B12 0.5mg + B6 20mg)を2年間投与した群では、プラセボ群と比較して脳萎縮の進行速度が平均30%抑制された。特にベースラインのホモシステイン値が高い群で効果が顕著だった。
- Evidence B 2007軽度〜中等度うつ病に対するロディオラ抽出物SHR-5の臨床試験
ロディオラ抽出物SHR-5(1日340mgまたは680mg)の6週間投与で、ハミルトンうつ病評価尺度(HAM-D)がプラセボ群と比べ有意に低下した。忍容性は良好。
- Evidence B 2007グリシン摂取はヒト被験者の主観的睡眠の質を改善し、ポリソムノグラフ指標の変化と相関する
就寝30分前のグリシン3g摂取が、ポリソムノグラフ指標の改善(徐波睡眠潜時の短縮、睡眠効率の向上)および翌朝の主観的疲労感の改善と関連した。
- Evidence B 2006クレアチン補給と睡眠不足が認知・精神運動パフォーマンス、気分状態、カテコールアミン・コルチゾール血中濃度に及ぼす影響
クレアチン補給(20g/日×7日間の事前負荷)を行った群は、24時間の睡眠不足後もランダム運動生成課題やムードスケールでプラセボ群より良好な成績を維持した。睡眠不足による認知機能低下の緩衝効果が示された。
- Evidence B 2005軽度〜中等度うつ病の治療におけるサフラン(Crocus sativus)とイミプラミンの比較(パイロット二重盲検ランダム化試験)
サフラン(30mg/日)と三環系抗うつ薬イミプラミン(100mg/日)を6週間比較した結果、ハミルトンうつ病評価尺度(HAM-D)の改善度に統計的な有意差がなく、サフランはイミプラミンと同等の抗うつ効果を示した。
- Evidence B 2003クレアチンモノハイドレート経口補給は脳パフォーマンスを向上させる(二重盲検クロスオーバー試験)
6週間のクレアチンモノハイドレート補給(5g/day)がヴィーガン成人の知能テスト(Raven's Matrices)および作業記憶課題の成績をプラセボ群と比べ有意に向上させた。
- Evidence B 2000試験期間中の学生の疲労に対するロディオラ・ロゼアSHR-5エキスの賦活・適応作用(二重盲検プラセボ対照パイロット試験)
試験期間中の医学生40名にロディオラ・ロゼアSHR-5エキス100mg/日を20日間投与した結果、精神的疲労、全般的健康感、身体的適応度、神経運動機能検査で有意な改善が確認され、試験成績にも差が見られた。アダプトゲンの臨床エビデンスとして広く引用される初期試験。
- Evidence B 1996健康成人男性における亜鉛栄養状態と血清テストステロン値
若年男性では食事性亜鉛制限により血清テストステロン値が約75%低下し、高齢男性では亜鉛30mg/日を6ヶ月補給することでテストステロン値が平均8.3 → 16.0 nmol/Lへ約2倍に上昇した。亜鉛欠乏と男性ホルモン低下の因果関係を実験的に示した代表的研究。
- Evidence C 2016高齢者の睡眠および頻尿に対するGABAの有用性
GABA 100mgの経口摂取により、プラセボと比較して入眠潜時が有意に短縮し、ノンレム睡眠の時間が増加した。脳波測定による客観的評価で短期摂取の即時効果を示した日本発のRCTで、食品素材としてのGABAの機能性根拠の1つとされる。
横断研究 (1)
- Evidence C 1998魚の摂取量と大うつ病の関係
複数国の疫学データを用いた横断研究で、国民一人当たりの魚消費量が多い国ほど大うつ病の年間有病率が低いという強い負の相関(r = -0.84)が示された。
レビュー (2)
- Evidence B 2008茶の天然成分L-テアニンとその精神状態への効果(EEGα波研究)
L-テアニン50mg単回摂取で、摂取40分後から脳波のα波が有意に増加し、リラックスしながらも覚醒度は維持される状態が観察された。緊張緩和と集中力の両立という、カフェインとは異なる作用プロファイルを示した初期のヒト試験の1つ。
- Evidence C 2014N-アセチルシステインの既存および潜在的治療用途: 抗酸化効果のための細胞内グルタチオン変換の必要性
NACの抗酸化作用は、直接的なフリーラジカル消去よりも、細胞内グルタチオン合成の前駆体としての役割が主であることを体系的にレビュー。臨床上の有用性はグルタチオン枯渇が関与する病態で最も明確である。
パイロット研究 (1)
- Evidence C 2006ヒトにおけるガンマアミノ酪酸(GABA)経口投与のリラックスおよび免疫増強効果
GABA 100mgの経口投与後、脳波のアルファ波が増加しベータ波が減少した。また、ストレス課題(高所歩行)後の唾液中免疫グロブリンA(IgA)の低下がGABA摂取群で抑制された。