Evidence B RCT(ランダム化比較試験) 2000

試験期間中の学生の疲労に対するロディオラ・ロゼアSHR-5エキスの賦活・適応作用(二重盲検プラセボ対照パイロット試験)

A double-blind, placebo-controlled pilot study of the stimulating and adaptogenic effect of Rhodiola rosea SHR-5 extract on the fatigue of students caused by stress during an examination period with a repeated low-dose regimen

Spasov AA / Wikman GK / Mandrikov VB / Mironova IA / Neumoin VV — Phytomedicine

Summary

要約

試験期間中の医学生40名にロディオラ・ロゼアSHR-5エキス100mg/日を20日間投与した結果、精神的疲労、全般的健康感、身体的適応度、神経運動機能検査で有意な改善が確認され、試験成績にも差が見られた。アダプトゲンの臨床エビデンスとして広く引用される初期試験。

Study Attributes

研究属性

研究タイプRCT(ランダム化比較試験)
サンプルサイズ40名
期間20日間
対象集団試験期間中の医学生(17-19歳)
発表年2000
DOI10.1016/S0944-7113(00)80078-1
リンクhttps://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10839209/

Key Findings

主要知見

  • 精神的疲労スコアが有意に改善
  • 神経運動機能検査(タッピング等)で成績向上
  • 自覚的な身体的適応度・健康感が改善
  • 試験期間中の最終試験成績がプラセボ群より高い傾向

Limitations

研究の限界

  • サンプルサイズが小さい(n=40)
  • 短期試験で長期効果は未検証
  • 単一集団(医学生)に限定

研究の位置付け

ロディオラ・ロゼアのヒト臨床試験としてもっとも引用数が多い初期RCTの1つ。ストレス負荷下(試験期間)という実生活に近いシチュエーションで、精神的疲労と認知機能の改善を同時に確認した点で、アダプトゲンの機能性を臨床的に裏付ける資料として位置付けられています。

再現性・後続研究

Spasovらの試験以降、軍人・医療従事者・シフトワーカーなど高ストレス環境での疲労に対するロディオラのRCTが複数実施されています。効果量は研究により幅がありますが、「慢性疲労・ストレス関連疲労で効果が出やすい」という一貫した傾向が報告され、アダプトゲン研究の基盤を形成しています。