ビタミン
葉酸
Folate / Folic Acid
Related Concerns
関連する課題
慢性疲労
日中の倦怠感・疲れが抜けない
気分
気分のムラ・メンタルバランス
認知機能
頭のクリアさ・記憶・判断
Suggested Benefits
研究で示唆されている作用
- 赤血球形成・代謝のサポート A
- 神経管閉鎖障害リスク低下(妊娠前〜初期) A
- 気分バランスへの関与 B
ホモシステイン代謝を介した関与が研究
概要
葉酸はビタミンB群に属する水溶性ビタミンで、DNA合成・赤血球形成・ホモシステイン代謝に関与します。妊娠前〜初期の神経管閉鎖障害リスク低下でも知られています。
葉酸と葉酸塩(フォリン酸)の違い
- 食品由来の天然葉酸: フォリン酸・テトラヒドロ葉酸
- 合成葉酸: フォリックアシド(サプリ・強化食品)
- メチルフォレート: メチル化サイクルに直接入る活性型
MTHFR遺伝子多型がある方は活性型メチルフォレートの方が効率的との報告もあります。
注意事項
- 葉酸単独で高用量摂取するとB12欠乏による神経症状が見逃される可能性があります。B群として摂るのが安全です
- メトトレキサート服用中は補給タイミングを医師に確認してください
本ページの情報は一般的な情報提供を目的とするものであり、医学的アドバイスではありません。持病のある方・服薬中の方は、必ず医師・薬剤師にご相談ください。
Recommended Intake
推奨摂取量
| 男性 | 240 µg/day |
|---|---|
| 女性 | 240 µg/day(妊娠時400-480 µg) |
| 上限 | 1000 µg/day |
| 出典 | 日本人の食事摂取基準(2020年版) 厚生労働省 |
Interactions
相互作用
| 相手 | 種別 | 内容 |
|---|---|---|
| ビタミンB12 | 相乗 | 共に補うことでB12欠乏の見逃しを防ぐ |
| メトトレキサート | 拮抗 | 葉酸拮抗薬。補給タイミングは医師指導 |
| 抗てんかん薬(フェニトイン等) | 吸収への影響 | 葉酸の血中濃度に影響 |
Food Sources
主な食品源
- 緑葉野菜(ほうれん草・小松菜)
- ブロッコリー
- レバー
- 豆類(大豆・レンズ豆)
- アボカド
Precautions
注意事項
一般的な注意
- B12欠乏を葉酸単独補給で見逃すリスク
- 過剰で神経症状の報告あり
- メチル化サイクル(MTHFR遺伝子多型)で活用効率が変わる
Related Research
関連する学術研究
- Evidence A RCT 1991神経管閉鎖障害の予防: 英国医学研究審議会(MRC)ビタミン試験の結果
神経管閉鎖障害児(NTD)の出産歴を持つ女性1817名を対象に、妊娠前から妊娠初期にかけて葉酸4mg/日を投与した結果、神経管閉鎖障害の再発率が72%(95%CI 32-88%)減少した。妊娠前葉酸補給の有効性を決定づけた世界的ランドマーク試験。
- Evidence B RCT 2010Bビタミンによるホモシステイン低下が軽度認知障害の加速的脳萎縮を抑制する(VITACOG試験)
高用量Bビタミン(葉酸0.8mg + B12 0.5mg + B6 20mg)を2年間投与した群では、プラセボ群と比較して脳萎縮の進行速度が平均30%抑制された。特にベースラインのホモシステイン値が高い群で効果が顕著だった。
References