ミネラル
亜鉛
Zinc / Zn
Related Concerns
関連する課題
免疫
風邪をひきやすい・回復が遅い
慢性疲労
日中の倦怠感・疲れが抜けない
肌・乾燥
肌の乾燥・バリア機能
ホルモン
ホルモンバランスの揺らぎ
筋肉の回復
運動後の回復・筋肉の張り
Suggested Benefits
研究で示唆されている作用
- 免疫機能のサポート A
感冒の罹患期間短縮との関連が複数のメタアナリシスで示唆
- 味覚・嗅覚のサポート B
- 肌のバリア機能への関与 B
- テストステロン代謝への関与 B
亜鉛欠乏時のテストステロン低下と補給による回復が示唆
概要
亜鉛は300以上の酵素反応に関わる必須ミネラルで、免疫・皮膚・生殖機能・味覚に幅広く関与します。日本人は食事からの摂取量が推奨量を下回りやすく、加工食品中心の食生活では不足しがちです。
研究で示唆されている作用
免疫領域では、感冒の罹患期間短縮に関する複数のメタアナリシスが報告されています。男性ホルモン領域では、欠乏時のテストステロン低下と補給による回復が研究で示唆されています。皮膚のバリア機能・創傷治癒にも関与します。
食品からの摂取
牡蠣が突出して豊富で、赤身肉・レバー・ナッツ類からも摂取できます。菜食中心の食生活では不足しやすい成分です。
注意事項
- 長期・高用量の亜鉛摂取は銅欠乏を引き起こす可能性があります。30mg/day以上を継続する場合は銅とのバランスに留意してください
- 抗生物質を服用中の方は服薬から2時間以上空けて摂取してください
本ページの情報は一般的な情報提供を目的とするものであり、医学的アドバイスではありません。持病のある方・服薬中の方は、必ず医師・薬剤師にご相談ください。
Recommended Intake
推奨摂取量
| 男性 | 11 mg/day |
|---|---|
| 女性 | 8 mg/day |
| 上限 | 40 mg/day(耐容上限量、成人男性) |
| 出典 | 日本人の食事摂取基準(2020年版) 厚生労働省 |
Interactions
相互作用
| 相手 | 種別 | 内容 |
|---|---|---|
| 銅 | 拮抗 | 長期高用量で銅欠乏を招く。必要に応じ併用 |
| 鉄 | 吸収への影響 | 同時摂取で吸収競合。時間をずらす |
| カルシウム | 吸収への影響 | 高用量のカルシウムで亜鉛吸収が低下 |
| 一部抗生物質(テトラサイクリン系・キノロン系) | 注意 | 服薬から2時間以上空ける |
Food Sources
主な食品源
- 牡蠣
- 牛赤身肉
- レバー
- カシューナッツ
- 大豆製品
- 全粒穀物
Precautions
注意事項
一般的な注意
- 長期・高用量摂取で銅欠乏を招く可能性
- 空腹時摂取で吸収は良いが胃不快感を起こしやすい
Related Research
関連する学術研究
- Evidence A 系統的レビュー 2011亜鉛トローチは感冒期間を短縮する可能性がある:系統的レビュー
13のRCTを統合した系統的レビューで、感冒発症後24時間以内に亜鉛トローチ(1日75mg以上)を開始した場合、感冒期間が約42%短縮することが示された。
- Evidence B RCT 1996健康成人男性における亜鉛栄養状態と血清テストステロン値
若年男性では食事性亜鉛制限により血清テストステロン値が約75%低下し、高齢男性では亜鉛30mg/日を6ヶ月補給することでテストステロン値が平均8.3 → 16.0 nmol/Lへ約2倍に上昇した。亜鉛欠乏と男性ホルモン低下の因果関係を実験的に示した代表的研究。
References